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PROFILE

CAREER

株式会社アリカ
代表取締役 西野 由花
(2級建築士/インテリアコーディネーター)

フローリスト→設計→インテリアコーディネーター通算15年
モデルルーム1,500軒以上、新築住宅200軒以上のスタイリングを経験

生花店で約3年間フローリストとして勤務し、生花販売やブーケ、アレンジメントやブライダル装花、店舗ディスプレイなどを担当。美的センスやフローリストとしての技術を学ぶ。

フローリストとして厳しくも美しい世界観、そして空間づくりに触れるなか、子どもの頃から好きだったインテリアに本格的に向き合う。

町田ひろ子インリアコーディネーターアカデミー特別専門科で、インテリアコーディネートの基礎を習得。卒業後、工務店設計部で2年間、プランニングや内装打ち合わせ、インテリアコーディネートを提案、その後インテリア企画室に1年半勤務、モデルハウスの企画プランセッティング、グリーンやフラワー装飾に携わる。

2013年フリーランスのインテリアコーディネーターとして独立。大手ハウスメーカーとの専属契約などを含む数多くのインテリアスタイリングを担当、現在まで2000軒近くの実績を重ねる。 

STORY

インテリア業界をめざしたきっかけは…

当時小学3年生、初めてもらった自室のインテリア選びの楽しさや喜びの記憶は、今も鮮明に覚えています。

これは、引越し・模様替え・花と緑が好きな母の影響であり、今振り返ると、それが「今日の私」に繋がっているのかなと感慨深いです。

私は、新聞広告の裏に間取り図を描いて遊んでいるような子供でした。
当時は、四畳半のスペースにシングルベッドとカラーボックスを置いてもらい、淡いピンクベースの生地を自分で選んでベッドカバーとカーテンをミシンがけをしてもらって…

カラーボックスの1段目は、ミラーやリップクリーム・髪飾りを並べて憧れのドレッサーコーナーに、2段目は消しゴムや鉛筆の文房具コレクション、3段目には唯一読んでいた漫画ドラえもんを並べて^^

自分だけの自分好みの「秘密基地」を手に入れた気持ちになり、それはそれは嬉しくてワクワクしたものです。

自分の好きを詰め込んだその四畳半の空間、そしてその思い出は宝物であり私の原点。 

2級建築士合格とフローリスト修行時代

大人になってからも、私は会社勤めが苦手で、(新卒で輸入車会社に就職しOL生活という経験もありました)そのなかでも満員電車が特に苦手。
もともと、自分で仕事のスタイルを選ぶことができる働き方に憧れていました。

30歳を過ぎた頃は、自分の人生や仕事に迷いと焦りがピークだった時期です。
純粋に好きだと思えること、そして将来自分の家を作るときに役立つという思いが重なり、何かしなければ…と2級建築士の勉強を始めました。
ですが、色々と将来について模索するなか「インテリア」は幼い頃から好きで興味があったものの「これを仕事にする」という考えは、まだ当時の私にはありませんでした。

それでも決意した2級建築士の資格取得。二次試験(設計~図面作成)前の数週間はヘトヘトになるまで図面を描き続ける日々。
ふと、我に返ってみると「なんでこんなに私は頑張ってるのか?」と自問自答することも…。

ですが、自分なりに全力を尽くしどうにか合格 !

達成感と嬉しさを感じたのも束の間、まだインテリアを仕事としていくことに迷いがあり、 ひょんなご縁で花屋さんのアルバイトをすることになったのです。
ブライダルやブティックなどのディスプレイも手がける、以前から気になっていた素敵な生花店が母の日の短期アルバイトを募集しており、興味が湧いて応募することに。 子供の頃から母が習っていた華道教室について行ったり、家でも花と緑を欠かさなかったりと、花に親しんできた経験が後押しして、勇気を出してアルバイトさせてもらうことになりました。

センスの良いフローリストさん達がハードなスケジュールのなか、ワクワクする花々を仕入れては素敵なアレンジメントをつくっていきます。
私はと言えば、入った当初は力仕事もできず、水換えや掃除、配達、作成の下準備に明け暮れる日々でした。
数々の失敗で落ち込むことも多かったけれど、生命力溢れる植物に励まされ奮闘。仕事はかなりきつかったものの、センスや技術や、仕事に対するプロ意識を学ばせてもらいました。

そうして、少しずつロスになる花材で、小さなブーケを組む練習をさせてもらったり、先輩のそばでプロの仕事を見せてもらったりすることで、徐々にフローリストの楽しさを感じられるように。

そしてついに1人で店に立ち、憧れていた大きなスタンド花や店舗のディスプレイまでを任せてもらえることになったのです !

基礎を学んだインテリアスクール時代

フローリストとして少しずつ成長を感じられてきた頃、「自分の好きなこと」が明確になり始め、今度こそインテリアの仕事に本気で挑戦したい !と、これまでの点と点だった経験が線で繋がる感覚が訪れました。

「インテリアを仕事にするんだ」そんな強い思いとともに、「町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー特別専門科」を受講。

1年間で凝縮してインテリアを基礎から叩きこみ、プロとして即戦力で仕事ができるようになるという目標を持ち猛勉強しました。
寝食を削って課題を必死でこなす日々。それはそれはハードな日々でしたが、素晴らしい仲間に恵まれたことが後の財産にもなりました。

プロとして活動する今でも、仕事を手伝ってくれているのはこの時の仲間。あの時の経験があったからこそ、今も頑張れていると実感しています。 

工務店、インテリアコーディネーターアシスタント時代

当時リフォームの仕事がしたいと希望に胸を膨らませていましたが、どこも営業職の募集でコーディネーター枠はなかなか見当たりませんでした。
リーマンショックであいにくの就職難だったのです。

そこで方向転換し、とにかく経験を積まなければ!とリフォーム会社を断念して地元の工務店(新築の戸建て住宅専門)に設計兼インテリアコーディネーターとして就職。
慣れないCAD操作や、多忙を極める日々に戸惑うこともありましたが、更地から建物が完成し、照明器具やカーテンまで納品するという現場で一連の流れを勉強させてもらえた事は本当に良い経験をさせてもらえたと感謝しています。
また、責任ある貴重な経験を積ませてもらえたことも、ここで働くことができたからこその財産です。

その後、フリーのインテリアコーディネーターの先生の元でアシスタント業務をお手伝いし、モデルハウスのコンセプト立案から家具やインテリアアイテムのセレクト、現場セッティングまで経験させてもらいました。
これまでの経験を全て生かして仕事ができる感覚が心地よく、無駄なことは何ひとつなかったと思える仕事に携われたこと、これは大きな転機になりました。

少しずつですが自信も付き始めたころ、ついに「ヨチヨチとでも、ひとりで歩き出したい」 と思うようになったのです。 

フリーのインテリアコーディネーターとして独立

2013年。ついにフリーのインテリアコーディネーターとして独立。

歩き出した当初は不安でいっぱいでしたが、周りの方のお力添えもあって紹介などにより住宅会社、ハウスメーカーとの専属契約、店舗デザイン、モデルルームディスプレイなどのお仕事をいただけるようになりました。

そして今日まで、インテリアコーディネーターの仕事をさせてもらっています。

さまざまな経験を経て、「今」感じていること

インテリアに全てを捧げても楽しく感じられる、そんな日々のなかで私が今感じていること。
それは、「自分好みのインテリアで住まいを楽しんでいる、そんな方は一体どれくらいいるの?」ということです。

たとえば、新築住宅の内装デザインの仕事などでの出来事。
完成時のお客様は 「さあ !美しく快適な素敵空間を手に入れた !これで理想の素敵な暮らしができる !」と大変喜んでくださいます。
ですが、何年か経ちカーテンの追加注文や家具の買い替えのご相談、○年点検などで、その後の状態をうかがうと当時とは全く違う印象に。

毎日の忙しさや、ライフスタイルの変化、モチベーションの低下などで思うようなインテリアライフを過ごされている方はとても少なく、お悩みや嘆きのお声がたくさん…。

生活が始まり、住まいを育てていく段階になると統一感がなくなったり、何を飾れば素敵になるのか迷走したりとインテリアを楽しめなくなったお客様が多数いらっしゃるのです。

インテリアコーディネーターとしてのこれからの「夢」

「どうしたら自分好みの素敵な空間にできるのかがわからない。」
「変えたいなと思っても1人じゃ行動に移せない。」
「なんとなく見た目は取り繕っているけど、不満を横目に見て見ぬふりな部分がある。」

そのようなお客様と触れ合うたび、お悩みの解決のためにお手伝いしたいと強く感じます。

自宅で過ごす時間を平均13時間で換算すると、単純計算でも、なんと1年間で「197日」は在宅時間。
そう改めて考えてみると、心地よいインテリアの重要性が見えてきます。

「部屋は住む人を表す」 と言う言葉をご存知の方も多いと思います。

イギリスのチャーチル首相も このような発言をされています・・・

「人は建物をつくる。すると今度は建物が人を形作る」

人はいかに、居場所、身を置くところ・環境の影響を受けるのかと言うことです。

人生の多くの時間を、何だか気に入らない、落ち着かない空間で過ごすなんてとてももったいない !ですが反対に、自宅を居心地のよいお気に入り空間にできたなら、人生の多くの時間をワクワクした気持ちで過ごすことができるのです。

暮らしや住まいを見直すことで、なんでもない日常が今よりもっと素敵に感じられます。
インテリアは住む人の気持ちに変化を与え、気持ちの変化が行動を変えます。
そして行動が変われば未来が、その人の人生がよりよく変わるのです。

私はこれからもそんな想いを胸に、ひとりでも多くの方に自分らしい素敵なインテリアライフを手に入れてもらえるよう、そして住まいを通してなりたい自分へとブラッシュアップしていただけるよう、お手伝いさせていただきたいと思っています。

素敵な部屋が素敵な人をつくる「暮らしも人もアガるインテリア」

あなたも一緒に、居心地のよい自分の「居場所」をつくっていきませんか。